昨日の14句(川柳)

王子いてこの地上にはいないもの

昭和なる言葉をつくる指の爪

口をあけ今日も不在の菌悪魔

ぼうぜんとしたらかんじもみなわすれ

来年に四月来る気がする気だが

脆弱な攻撃性と共に夢

会館が天国ならば閉じる門

大戦後ずっと着陸できずいる

動物として面白い丑の刻

奥義だとしても塑像は眠りすぎ

画ではなく体のほうのピカソ裂く

イタリアの女優さえもう出逢わない

最強がとなり町へと逃げて来る

良く晴れる今日がおそらく終わりの日

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