氷の世界

苦しいな、と思うと、アイスクリームが食べたくなる。

この場合、アイスクリームは物質である。
物質があっという間に無くなる。
そうなると、アイスクリームは時間である。

物質と時間。
つまり、アイスが溶ける。
こんなに密接しているのを、しみじみと感じる。

僕は精神病を持っている。
病気とは、物質と時間と、それらを統合する心がばらばらになっているのかもしれない。

だから、アイスクリームはスーパーカップがいちばん美味と思う。
だから、の使い方が完全に間違っているが。

今日は苦しい日だった。
アイスクリームは食べなかった。

それだけの、日記である。

明日は病院だ。
売店でスーパーカップを買っても良いのかもしれないが、おそらく売っていない。

物質も時間も、結局色即是空にたどりつくのだった。




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