キャプテン・ジャック・ゾディアック




ただ在れ、在らざるもののごとく


十月二十九日

 

 断片いくつか。

1.

 カミュよりジャン・グルニエの方が好きだ(主観)。『最初の人間』が例によって密林本体価格41円とかで手に入ったので、編者の前書きを読んでみたら「グルニエ氏に感謝」とある。あー、師弟の絆深いなーとか思ってよく読んだらロジェ・グルニエの方でした。時代的には不可能じゃないけど、グルニエややこしい! グルニエ多いのか仏蘭西! たぶん多いんでしょうね。ということもわからずカミュなんかで背伸びすんなよ。まだ半分、青いのか(死語)。ただ『孤島』は25年くらいずっと好きな書物だ(主観)。

 

  
牢獄が無い、という牢獄

2.

 広瀬ちえみさんから「What's vol.1」届く。ありがたい。寝る前に読もうと思ったが千春さんに奪われる。「vol」ってどう読むの、って訊かれて、一瞬躊躇ってしまった自分は別に恥ずかしくない。訊ける千春さんは偉い。







停止を止めないで

 3.

「私の知人も歌人で……」

 というかたに会う。

「書肆侃侃房、というところから出すのよ」

「ふえっ!?」

「知らない? 書肆侃侃房、というところなんだけれど」

「いや私も書肆侃侃房から出したんですが……」

 世間狭すぎだろ。ちなみに『リバー・ワールド』書肆侃侃房さんからまだ発売中です。


自動的な懲役−自由の対義でなく

           

4.

 こういうことはTwitterでやれよ、と思うが、同時に「長州のTwitterほぼメール説」唱えられてた頃、僕は「渕のブログほぼTwitter説」を提唱してた。「腰が痛い。寝る」とかだったもん、マジで、そんだけ。その後覗いたら全日の広報が入ったのか長文になってました。渕がその気になったか知らんけど。渕正信の小説をなんとかして読みたいのですが、辰巳出版さんあたりなんとかしてくれませんか(提唱)。

 

まだ帰れる場所、まだ帰らない場所

5.

 ブンゲイファイトクラブの予選通過する。ギリギリまで今日発表だと知らずに、朝八時あたりから発表の九時まで、なんの心構えもできず、Amazon(って言っちゃったよ)の安いボディバッグ検索してた。何故。名前があって、きゃひゅーとなった。フィーリングで伝わってください。名前、書かれるの普通に嬉しいね。作品、読み返してみたらなんのことはない、面白かった。発表お待ちください。

 ブンゲイファイトクラブって何? という方はこちら→ブンゲイファイトクラブ公式note

 

人の肉体を人から解き放す




                    


6.

 もっと騒いでいたいけれど、仕事疲れたし、明日柔術の練習なので寝る。カフカを読んで書くカミュを読んで書くことの不可能性、とか疲れたので書きません。というか自分そんなにスキルないのです。時はただスキルのみ。とかそういう最低なことは書けるんだけど。コンクリートブロックを投げないでください。寝ます。

 

  ふたしかな渡海をするとミトン欠け  大祐

コメント