初期の終わり


かなしみは汚れる 汚れないかなしみと同時に

 


十一月二十九日

 相変わらず精神状態がよくない。ヘイベイベー! などとストリートで呼びかけたくなるほどさびしい。なのに人を憎んでしまう。拳を握って、向けようがなくて、むずむずと自分を殴ろうとして、それを何とか止める一日。それでも止められているだけましになったぜヘイブラザー&シスター! 馴れ馴れしいぞ。

 というわけで今思っていること。あと余談するのでブラウザバックオールライト!

 言いたいこと! 第一にプレステ自体持ってないし、ファイヤープロレスリングシリーズも「ファイプロ リターンズ」十年前にいじったきりなのであやふやな話になる。

 でもファイプロ買ったら、やっぱりディック・マードックとキャンディー奥津とラジャ・ライオンと維新力と「グラップラー刃牙」はエディットするよね。絶対。刃牙はもちろん、斗羽さん込みで。猪狩は猪木=V・武蔵そのまんま。

 そのとき、範馬刃牙のフォーム、シューターじゃなくてルチャドールにする人いません?

 ほら、あのタンタン、ってやるステップの取り方が、初期の刃牙っぽいというか。んなこと言って「刃牙」シリーズも十年くらい読んでないのでさらにあやふや言っているが。いくら作者が技の考案者だからって「虎王」って言っちゃいけんよなあ、で時が止まっている自分。

 だから何が言いたいかというと、刃牙のスタイルはどう考えてもファイターで、グラップラーじゃねえんです! グラップラー刃牙だけどグラップラーじゃない! 夢だけど夢じゃなかった! トトロもエディットされがちですね。ファイプロの話は沼である。

 とここまでが今日言いたいことのすべて。あ、おじや美味そうですね。あとは余談!

 

 ずっと心に穴があいていた。

 穴は痛い。

 穴は痛くて、自分がすべて落ちて行きそうな重力を持っている。

 わかっている。おととし、ある団体を辞めたのだった。その団体の人がこの文章を読んでいるのかわからない。全くの没交渉。完全に縁が切れてしまった。切ったのは、間違いなく僕だ。

 それなのに、その団体のことを思うと、悲しみと怖さと怒りで頭がおかしくなる。どちらかというと怒りの比重が多いかもしれない。

 この三、四日怒りで指先まで震えていた。そして、「それはおかしい」とやっと気づいた。

 僕はその団体に対して、あまりにも求めることが大きすぎたのだ。自分勝手に、乱暴な辞め方をした数年後の今でも。

 僕は、その団体に依存していたのだ。

 しあわせだったことも、苦しかったことも、すべてその団体のせいにしていた。その団体の、母乳を吸わなければ生きていけない状態になっていたのだ。

 だからその団体にいるのが苦しくなったのだし、辞めてからも苦しいままでいるのだ。

 これは許す/許さないの問題では絶対にない。

 依存が対象との一体化を希いつつ果たせないという、現実のジレンマならば、「依存をしている」主体としての「僕」をまずは認識すること。

 ただ単に、僕がいまの僕を認めること。

 それだけをすればいい話なのだった。

 とまで考えて、自分がすこし氷解した。はずなのに今日も神経がささくれ立っている。それは仕方がない、と思うしか仕方がない。ただ、いい加減人に怒るのは疲れた。自分を傷つけるのはもっと疲れた。だからそろそろ、自分を許してやろうかと、なにかを信じるように願っている。

 ちなみに、団体、とは別に宗教関連ではない。しかし僕が勝手に宗教にしていたのだった。それだけのことだぜ、ブラザー&シスター! きょうあかるいはなし出来なくてソーリー!

 言いたいこと! 第一にプレステ自体持ってないし、ファイヤープロレスリングシリーズも「ファイプロ リターンズ」十年前にいじったきりなのであやふやな話になる。すいませんボケうるさいですね。

 また明日、出会える人に会いにゆこう。

 

  エジソンの唄やむ雪のブランコに  大祐

 

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